注文住宅と建売住宅の違いはどこ?
2020年04月29日
一戸建てを購入する際に、建売住宅と注文住宅のどちらの形態の住宅を購入しようか迷う方は多いことでしょう。どちらの住宅を購入するかは予算も関わってきますが、それぞれの特色と違いを把握し、比較検討の上で判断すれば後悔の無い住まいを手に入れることが出来るでしょう。まず、建売住宅は土地とセットで販売されている新築分譲住宅のことで、建築状況も購入前から完成しているか完成直後ということもあり注文住宅よりも入居までの時期もスピーディーに進み、購入から新居での新しい生活までスムーズに可能です。また、建物の価格も予め決められているため自身の予算内で購入がしやすいというメリットがあります。
建築条件付き土地で販売されていることも多いため、間取りの変更などの大規模なリフォームは出来ませんが、注文住宅よりも価格が安く初めて家を購入する方でも安心です。建築条件付き土地で住宅を購入した場合、売り主が提示する建築条件に従わなければならないため、購入者の意見が住宅に反映させることが難しいという特徴があります。そのため、自由度の高い住宅を建設したいなら、建売住宅よりもコストはかかりますが注文住宅の購入を選択した方が良いでしょう。
一方で、注文住宅は実際の建物を建設前からハウスメーカーなどの建築会社と組んで、0の状態から共に家造りに取り組む完全オーダーメイドの建築方法で、始めからほぼ完成状態で売り出される建売住宅よりも施主が希望する工法や材料、拘りが反映しやすいという特徴があります。予算にもよりますが細部にまで至る施主自身の希望を具体的に形造ることが可能なので、その分建売住宅よりも価格が高く付きやすく、完成までに膨大な時間がかかってしまうというデメリットも存在します。しかし、建売住宅よりも遥かに自由度が高く、どうしてもオリジナリティーに溢れる住宅造りを行いたいなら断然注文住宅での購入にするのが良いでしょう。また、一旦住宅が完成してもリフォームで家の構造を再構築出来るのも注文住宅のメリットの1つです。リフォームや増築の際には建築確認申請を自治体などに設計事務所や建築会社を通して提出する必要があります。自治体や自治体から指定を受けている検察機関が確認を行い認可が下りれば着工が可能ですが、確認審査にかかる期間は最長で35日間から70日間ほどかかり検査費用を支払う必要もあります。コストを抑えて一戸建てを購入したいなら建売住宅がオススメですが、施主の拘りをとことん形にしたいなら注文住宅で家を建てるのがオススメです。